BANKBANKBANK

つい先日、三菱東京UFJ銀行に新規口座を開設しに行った時の話です。

会社からそれなりに距離があったのですがお昼休みを利用して急ぎ足で向かいました。

15分程で到着。中に入り周囲に目をやると【新規口座開設は二階窓口へ】といった内容が案内板になかなか目立つ大きさで書かれていました。私はすぐ近くにあったエレベーターで二階へ上がろうとしました。閉まるボタンを押してドアが閉まりかけた瞬間、銀行の案内係の方がどこからともなく駆け寄り声をかけてきました。40代後半から50代前半位の笑顔の素敵な女性でした。

案内係「本日はどういったご用件でしょう?」
私「新規に口座を作りたいのです。」
案内係「ありがとうございます。身分証明書や印鑑はお持ちですか?」
私「はい、持っています。」
案内係「そうですか、それではどうぞ、お二階へ。」
私「はい。」

私はエレベーターの開くボタンを離し、二階へと上がりました。
二階フロアに上がるとすぐに新規口座開設窓口の受付票を機械から取り、必要書類に記入しようと周りを見回します。そしてすぐに、据え置いてある書類を手に取ろうとしました。無駄の無い動きです。おそらく人目にも私が急いでいると分かるでしょう。時計は12時20分を指していました。

すると何やら後ろから声がするではありませんか。聞き覚えのある声です。振り返るとそこには先刻の案内係の女性が素敵な笑顔を浮かべ佇んでいます。おお君か。

案内係「何かお困りでしたらお手伝いしましょうか。」
私「この書類に記入して窓口に行けばいいんですよね。」
案内係「そうでございます。あっお取りします。あっどうぞ
こちらに椅子がございますのでお座りになってご記入下さい。」
私「はい。」

書類記入の定番中の定番、【太枠】の中を記入しようとペンを取る私。それを素敵な笑顔で見つめる案内係。

案内係「こちらの太枠の・・・」
私「太枠の中を書いたらいんですね。」
案内係「あっさようでございます。」

書く私。見つめる案内係。書類に記入しながら私はある事に気がついた。
お金を下ろさなければ財布に1000円強しか入っていない。はじめの入金は小銭にしよう。

金額欄に脅威の額、【10円】と書くと案内係が初めて顔を歪め申し訳無さそうにこう囁いた。

案内係「申し訳ありませんが初回の入金は1000円からとなっております。訂正は不可となっております。どうぞお書き直し下さい。」
私「そうですか。」
案内係「別に金額欄の記入はしなくても結構ですよ。」
私「そうですか。」

私は急いでいる。それを前面に押し出していたつもりだが、私の急いでいるアピールが足りなかったのだろうか。私はより一層の筆速でペンを走らせた。時計は12時半を回っていた。
私が用紙を記入し終わったときには案内係の女性はすでに私のもとを離れ、別のお客の対応をしていた。素敵な微笑みを湛えながら。

ちょうど私の番号が呼ばれ窓口へ向かった。スムーズなものだった。
ほどなく通帳を受け取り、ちょうど二階に止まっていたエレベーターに乗り込んだ時だった。

案内係「お客様、クレジットカードはお持ちですか。」

私は【閉まるボタン】をやや強めに押しながらこう思った。

ババァ、この野郎。きもっちわるいわらいかたしやがって。

2007/11/23/(金) PM 22:25 posted by speak
  • Buzzurl
  • Choix
  • ニフティクリップ
  • Yahoo!ブックマーク
  • FC2ブックマーク
  • livedoorクリップ
  • POOKMARK
  • del.icio.us
  • はてなブックマーク

コメントをどうぞ

お名前 TYPEKEY サインイン
メールアドレス
URL
キャプチャ認証
表示されている文字を入力して下さい
コメント

トラックバック

トラックバックURL

author

Patience is a flower that grows not in every one's garden.
my garden is winter.

flickr
08073101
08073102
080213
08020501
08020502
080209
NEW YEAR 08